共同募金

事業概要

“赤い羽根”で象徴される共同募金は、住民相互のたすけあいを信念に、半世紀を迎えました。
これは、だれもが住みなれた地域で安心して暮らすことができ、住民みずからが参加する福祉コミュニティづくりへの参加を促し、実現するための資金源となります。

事業内容

共同募金運動は、1947(昭和22年)年から「共同募金運動要綱」に基づいて、全国各地で行われています。「共同募金」とは、国や市町村ではなく、共同募金会という民間の団体によって、都道府県を単位として行われている募金です(大阪狭山市では、大阪狭山市社会福祉協議会内に共同募金会の事務局を設置しています)。
都道府県内各市町村で集まった募金は、それぞれの共同募金会に全部集められ、配分計画にもとづいて民間の社会福祉施設、団体、社会福祉協議会等へ配分され、地域の様々な福祉活動やボランティア活動を支えるために役立っています。

「赤い羽根募金」は、「共同募金」の愛称です

「赤い羽根」を使うようになったのは、第2回目の運動からです。1948年頃、アメリカでも、水鳥の羽根を赤く染めて使っていました。それにヒントを得て、日本では、不要になった鶏の羽根を使うようになりました。「赤い羽根」は、寄付をしたことを表す「共同募金」のシンボルとして、幅広く使われています。

共同募金運動は、10月1日から12月31日まで、北海道から沖縄まで全国いっせいに行われます。

毎年1回、全国いっせいに募金を行うため、厚生労働大臣の告示によって、募金期間が決められています。12月中は歳末たすけあい募金もあわせて行います。

寄付する人も募る人もボランティア

全国の共同募金会は、共同募金運動を通して、これからの日本に「新しい寄付の文化」を根づかせたいという願いをもっています。人々が、いつでも、どこでも、自発的に寄付をできるようにし、さわやかな気持ちが持てるような習慣を根づかせようという願いです。その願いをより具体的に、「寄付する人も募る人もボランティア」という言葉で表しています。

組織

共同募金運動の実施主体は、都道府県単位に組織された共同募金会です。この都道府県共同募金会は、それぞれ独立した社会福祉法人です。その地域の民意を公正に代表できるように、各界階層から選ばれた理事、評議員によって運営されています。
また、都道府県共同募金会には、配分委員会が設置されており、配分の申請内容を承認し、配分計画をたて、寄付金が集まった後に配分案の承認を行います。
また、各都道府県共同募金会の全国的な連絡調整を行う機関として、社会福祉法人中央共同募金会があります。

事業の紹介

毎年10月1日から11月30日の期間で、赤い羽根募金の愛称で親しまれている共同募金運動(一般募金)が行われてます。募金運動は戸別・学校・街頭などで実施されます。集まった募金は、いったん各都道府県の共同募金会に集められ、審議・承認ののち、社会福祉施設の充実や地域福祉の事業の推進などに活用されます。